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山形県鶴岡市にある、黄金(こがね)という地区で農業をしています。
山の麓に近いこの場所は、金峰山などの山々の恩恵を受けている地域です。
冬場の積雪量も多く、また通年通して風が強いのも特徴の一つです。
黄金地区というだけあって、秋には稲で黄色に輝きます。
今でこそ田んぼも沢山ありますが、この地区は昔からリアカーに野菜を積み、
鶴岡の中心部に運ぶ「引き売り」というやり方で生計を立ててきました。
現在そのやり方で販売している農家さんはごくわずかですが、引き売りではたくさんの品目を作るため、その名残で今でも多品目野菜を育てている農家さんが多いのです。
同じ地区の農家のおばあちゃんは、
毎朝山に向かって手を合わせているそうです。
私も自然を大切にしながら、
その恩恵を忘れずに作物とともに生きていきます。
黄金地区ではむかしから「引き売り」をしてきました
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